【終了】2018年9月29日　アンサンブル・リリウム「マドリガルコンサート」

2018年9月29日（土）アンサンブル・リリウムによる「マドリガルコンサート」を開催します。

世界の音楽界の一線で活躍している日本人歌手4人で結成された国際的なマドリガル（ア・カペラアンサンブル）アンサンブルです。

 このアンサンブル名「Lilium（リリウム）」とはラテン語において「ユリ」という意味で、西欧では古来、『純潔』の象徴とされるユリを団体名に添えました。研ぎ澄まされた音色と、音楽活動において、純粋で真面目な取り組みをしていく意気込みから付けられた名称です。

16世紀～17世紀に作曲されたイタリアの作品、中世西欧の楽器リュートを伴奏と共に、西欧でプロ活動してきた歌手4名が様々な混声歌曲を披露致します。また、リュートの独奏もプログラムに用意してございます。

秋の夜長を皆さまと共に愉しみたいと思っております。

マドリガルは イタリア発祥の歌曲形式の名称。

マドリガルには、時代も形式も異なる2種類のものがある。中世マドリガル、 ルネサンス・マドリガル、 中世マドリガルは直ぐに廃れてしまったために、一般にはマドリガルと言うと後者を指す。

イギリスマドリガルもある。3人から6人程度の伴奏なしで演奏されるため（リュート、テオルボ、ハープなどの弦楽器が伴奏として使用される場合もある）今日の「ア・カペラ」に類似する。

今回はテオルボを伴奏者にお迎えします。

東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程修了。1997年よりイタリアを拠点にヨーロッパ各国で幅広く演奏活動を行い、クラウディオ・カヴィーナ、ジョルディ・サヴァール、など多くの著名な指揮者とソリストとして共演。

ヨーロッパ各地の主要な音楽祭に多数出演。国内ではサヴァリッシュ指揮のNHK交響楽団、鈴木雅明指揮のBCJなど、多くのオーケストラと共演。2002年ブルージュ国際古楽コンクール第２位など受賞多数。

日本イタリア古楽協会運営委員長としてイタリア・バロック音楽の普及に務めている。二期会会員。東京藝術大学音楽学部声楽科准教授。

弘前高校、 洗足学園音楽大学、ケルン音楽大学（ドイツ）、王立音楽院（オランダ）、スコーラ・カントルム（スイス）にてコーイ、ファン・エグモント、ショル、築地文夫、その他に師事。

2000年から2011年までCollegium Vocale Gent（ベルギー）、Il Canto di Orfeo（イタリア）、Arsys Bourgogne（フランス）などに所属し、ヘレヴェッヘ、ブリュッヘン、リリング、カオ、その他の指揮者と共演。またソリストとしてもヨーロッパ各国で多数のコンサート・CD録音に出演。近年リリースされたCDは「Del Canto Figrado/The Royal Wind Music & Capella Santa Maria/LINDORO」。現在は国内での演奏活動、また指導者として精力的に活動している。ドイツ語、英語、イタリア語、フランス語、オランダ語を話す。

【 会場地図】